名誉棄損：うその悪口、バスで大声で 容疑の６５歳女逮捕

 バス車内で知人について虚偽の悪口を大声で言ったとして、長崎県警大浦署は３１日、長崎市内の自称・看護師の女（６５）を名誉棄損容疑で逮捕した。

　逮捕容疑は、２月１８日午前１０時過ぎ、長崎市内を走行中のバス車内（乗客約４０人）で、近所に住む無職女性（７７）を見つけ、大声で「（女性の）一家は大泥棒やもんね」「息子は勤務先から商品を盗んで、近所にばらまいてる」などと、虚偽の事実を周りの乗客に話し、女性ら家族３人の名誉を棄損した、とされる。

　女性看護師は「そういう内容を大声でわめいた」と、容疑を大筋で認めているという。県警によると、女性看護師は約３年前から、被害に遭った女性やその家族にホースで水を掛けたり、罵声（ばせい）を浴びせるなどの嫌がらせを繰り返し、警察が数回にわたって警告していたという。【阿部弘賢】

毎日新聞　2009年3月31日　12時51分（最終更新　3月31日　13時05分）