警視庁がミクシィなどに削除要請

「ミクシィ」や「モバゲータウン」などネットや携帯電話のサイトに出会い系サイトのような書き込みがあるとして、警視庁が運営会社６社に削除を要請していたことが２日、警視庁への取材で分かった。

　ミクシィは３月末までに約３００のコミュニティー（サイト内のグループ）を削除し、ほかの会社も削除予定という。

　警視庁少年育成課によると、昨年１２月の出会い系サイト規制法改正でサイト運営業者に都道府県公安委員会への届け出が義務付けられた。これを受けて同課が無届け業者を探したところ、ミクシィのサイト内などに出会い系サイトと同様の活動をしているコミュニティーを見つけた。

　同課は２月から３月にかけて運営会社に対し（１）コミュニティーの管理人に出会い系サイトとして申請させる（２）コミュニティー自体を削除する－のいずれかを選択するよう要請した。ミクシィは管理人に警告した上で削除したという。

　ミクシィによると、同法改正に合わせて昨年１２月、利用規約の禁止事項に「面識のない異性との性交、わいせつな行為、出会い等を主な目的として利用する行為」を新設。同社は「利用規約に基づいて削除した」としている。

2009.4.2 20:45　www.sanspo.com